個人的に色々電話をかける。
自分は正しい日本語とか、正しい敬語、接客用語、電話応対って考え方そのものが、あんまり好きじゃないんだけど、仕事柄、毎日何十本と電話をかけたり、かかってきたりするので、どうしても相手の反応が気になってしまう。で、お客でかけてる自分と、仕事でとってる相手で、どっちが丁寧な対応ができるかを競ったり(?)するわけである。
最初に電話した方は、所謂自営業っぽい小規模なお店。そんなこともあるからか、あんまり「正しい電話応対」って感じじゃなくて、ついつい「いやいや、それは間違った言葉遣いだろう」と、自分のことを棚に上げ、心の中でツッコミを入れていたが、誠意がこもってたし、良い感じだった。見習いたいくらい。
問題はもう一方。
大手の会社で、そうとう研修で練習したのだあろうなあという完璧な言葉遣い。なんちゃって研修的な私とは比べ物にならない語彙力だ。
が、どうも丁寧なだけで自分の都合で会話の主導権を持って行ってる感じが受話器から染みだいてくる。実際そうでなかったとしても、そう感じさせてしまう時点で、かなり問題だと思う。
でも、電話応対以上に気に入らなかったのが、電話応対以外でのフォロー。留守電に今後の対応がスムーズに進むようなメッセージを吹き込んでくれれば、たぶんこの一回の電話で終わっただろうに、結局時間切れになってしまい、また電話をするはめになる。
留守録でもメールでもいいので、事前にフォローしておくようなシステムを作っておけばこうならなかっただろうに、なんであれほどの大企業がそんなことに頭が回らなかったのだろう? 最前線で、戸惑う客を相手に、しかも音声のみでリアルタイムの対応させられていた彼には少し同情する。
そんなわけで、証券の取引に当分制限がかけられてしまった。うーん。どうせ、まだ使わないからいいんだけど。